賢者の言葉を味わおうブログbyワダアキラ

幸福とは魂と魂との共鳴にある  出口日出麿「生きがいの探求」

 

人間は誰でも友を求めている。友との間の魂と魂の触れ合い、それは友でなくても良いだろう。心だけでは不十分だ。魂と魂が共鳴したところに「ああ、この世に生まれてよかった」との確信と安堵が生まれる。だから孤独は好ましくない。しかし孤独はその確信と安堵に至る道として必要なものでもある。孤独とは自分だけの魂との終わりなき対話だ。そこへふとしたことでもよい、何かしら他者との魂の共鳴ができたならそれは孤独であっただけ数倍好ましいものとなる。いわば孤独とは熟成期間だ。これなくして他者の存在を認め得ることは無いだろう。