本日は晴天なり(出口日出麿)

自分がつまらなく思えたときは、ひじょうに進歩したときだ。    出口日出麿「生きがいの探求」

 

誰もが自分をひとかどの人物だと思いたいし、現に思っているものである。ところが真に実力のある者はかえってへりくだっているものだ。自分はまだまだ未熟だと彼は思うものだ。なぜなら彼は井の中の蛙ではなく、広大無辺な世界を知っており、真に優れた人間というものを知っているから。我々もまず自らへりくだることを学ばなければならない。

 

 

賢者の言葉を味わおうブログbyワダアキラ

幸福とは魂と魂との共鳴にある  出口日出麿「生きがいの探求」

 

人間は誰でも友を求めている。友との間の魂と魂の触れ合い、それは友でなくても良いだろう。心だけでは不十分だ。魂と魂が共鳴したところに「ああ、この世に生まれてよかった」との確信と安堵が生まれる。だから孤独は好ましくない。しかし孤独はその確信と安堵に至る道として必要なものでもある。孤独とは自分だけの魂との終わりなき対話だ。そこへふとしたことでもよい、何かしら他者との魂の共鳴ができたならそれは孤独であっただけ数倍好ましいものとなる。いわば孤独とは熟成期間だ。これなくして他者の存在を認め得ることは無いだろう。